習慣のケース3
このことでGさんは、母親は再婚し子供がいるのだと悟りました。同時に、自分を向かえに来ると信じ、何年も待ち続けていたのに、一向に連絡をくれない母親への不信感が、頂点に達しました。1番の味方だと思っていた母親に『裏切られた』と感じたGさんは、それから人を信じることができなくなりました。
Gさんは人が信じられないばかりではなく、父親から受けた暴力や家庭環境から、常に『不安』と『心配』がつきまとう日々でした。長年にわたりつきまとっていた不安と心配は『悲観的な考え方』の習慣を生みだし、また、人を信じることができなくなっていたGさんは、自分で確認が取れるまで、絶対に信じないという『慎重な考え方』の習慣を持つ人間となっていたのです。
このようなことから、Gさんはかなりの『心配症』で、何度も何度も慎重にチェックすることから、仕事では大きなの評価を得る結果となったのです。
問題は、Gさんのサポート女性です。過度に心配症のGさんは、自分ですべて確認しないと気がすまない体質です。そのため、サポート女性に仕事を任せることができず、サポート女性の行動も、すべてチェックするという異常な状況になってしまいました。
それらの行動が、サポート女性から上司へ報告され、Gさんの行動に疑問を持った上司は、Gさんに、病院の診断を受けるよう勧めました。慎重な性分とはいえ、異常だという意識がなかったGさんは、驚くべき診断を受けました。
『神経症』
神経症と診断されたGさん。全く自覚がなかったので、とても驚きました。これは、Gさんが育ってきた環境から『悲観的・慎重』な考え方をする習慣が身についてしまい、ついには、異常な行動をとってしまう事態になってしまったのです。
このようなことから、習慣から引き起こす『神経症』。この治療はとても難しく、現代の医学でも、治すことが難しい病気とされています。
不安の具体例